フェイスブックで集客してみようと思ったときや、すでにフェイスブックをやっている人でも、案外ご存知でないのが、個人ページとフェイスブックページとの違いです。
これを知っておくと、いらない個人情報などを公開せずとも、お店や会社の集客が可能となります。
ご存知のない人のなかには、個人ページのみを使って、集客されている人が多いですが、個人ページを使わなくても集客できますし、フェイスブックページと個人ページの両方を使うことで、集客の効果を増やすこともできます。(フェイスブックページよりも、個人ページのほうが効果が高い場合があります)
今回は、フェイスブックの個人ページとフェイスブック(FACEBOOK)ページの違いについて、まとめてみました。
※この情報は、2018年5月時点の情報で、古くなっている可能性があります。特にフェイスブックの仕様はひんぱんに変更することが多いので、変更されていることが多々ありますので、ご注意ください。
フェイスブックの基本的な特徴(念のため)
フェイスブックとは、基本的に個人同士がお互いの近況などを投稿しあって、やりとりするサービスのことです。
ですので、基本的には個人同士のやり取りがメインで、なおかつビジネスではなくプライベートのためのツールとなっています。
しかし、プライベートだけではなく、ビジネスで活用できるようにするため作られたのがフェイスブックページです(昔はファンページと呼ばれていました)。
フェイスブックはログインしていないと閲覧できない
フェイスブックは、ログインしないと投稿などが閲覧できません。下の画像のように個人ページは特にそうです。
お店や会社などのビジネス利用できるフェイスブックページは、閲覧可能です。
また、SEO対策としても効果が異なります。
個人ページはログインしないと見れない仕様のため、GoogleやYahoo!などの検索した場合の対象とはなりません。
一方、フェイスブックページ は、対象となります。ですので、情報の内容によっては、検索エンジンの検索結果に上位表示されます。
フェイスブックの基本的な特徴(個人ページとフェイスブックページに共通)
フェイスブックで可能な特徴を上げてみます。
ここでは、個人ページとフェイスブックページに共通したばかりです。
・動画を投稿できる
フェイスブックには、動画が投稿できます。動画をアップできるという意味で、そのまま動画の視聴が可能です。
タイムライン上に動画が流れてくることはないでしょうか?
動画は文章だけの投稿よりも、反響が高くなりますので、集客にも役立ちます。
フェイスブックに動画を投稿するなら、3分以内の動画が良いと言われていますが、必ずしも守る必要もないと思います。
・URLを投稿できる(サムネイル画像というものが表示される)
URLを投稿することによって、ブログ記事やホームページを紹介することもできます。
下の画像のように、サムネイル画像と呼ばれるものが表示されます。
この画像は、画像自体をわざわざアップロードしたものにも見えますが、実はそうではありません。
URLをコピペすると、自動的に表示される画像なんです。
やり方は、簡単。
URLをコピペするだけで自動的に表示されます。
上のような画像が表示されます。
・気分やアクティビディを投稿できる
気分やアクティビティという項目を選択すると、今やっていることの説明をアイコン付きで投稿に加えられるようになります。
結構ユニークな選択肢もあり、それらを選んだあと、いつものように文章や写真を投稿できるというわけです。
・写真を投稿できる
フェイスブックでは、文章と同じく写真も投稿できます。一枚だけ投稿もできますし、複数の写真を一度に投稿することもできます。
複数の写真の場合は、それぞれの写真サイズは小さくなります。あとから並べ替えの順番を変えることも可能です。
文章と同じく写真を入れ替えることもできます。
・タグを埋め込むことができる
投稿にもコメント欄にもタグを埋め込むことができます。
タグ付けをすると、タグをつけられた「友だち」のタイムラインにお知らせが行きます。友だちが「承認」すれば、その友だちの友だちにも、あなたの投稿が表示されるようになるわけです。
タグの埋め方の一つは、個人ページでは下の画像のように友達を選ぶことで可能です。
他にも、@マークを入力したあと「友だちの名前」を入力することで、候補が現れてくるので、選択します。
それでタグ付けが可能です。
個人ページとは?
個人ページとは、個人で登録するフェイスブック本来の機能がたくさん詰まった、個人専用のページのことです。
個人ページへの登録は、本名のみ登録可能で、会社名や店舗名、商品名は、NGとなります。
なかには、ここに会社名を登録して使っている人がいらっしゃいますが、これは厳密に言えばフェイスブックの規約違反となります。
会社名を個人ページに登録して、そのまま使っていると、それだけでアカウント停止となることもあるようです。
この場合、なんの通達もないようですので、ご注意ください。
また、友だち申請や「いいね!」やコメントができるようになります。使える機能などの詳細は、下の段落に記載しておきます。
個人ページの特徴
1、本名での登録が可能(企業名、会社名、商品名などはNG)
フェイスブックは、必ず本名での登録が必須です。もし企業名で登録していた場合、アカウント削除されることもあります。
2、友だち申請ができる(5000人まで)
個人ページでの友だちの数は、5000人までとなっています。
リアルで知っている友だちだけでなく、全く知らない人とも友だちになることもできます。
友だちを5000人して集客に利用する方法を推薦するコンサルタントもいらっしゃいます。
ちなみに友だちは、片一方が「友だち申請」をして、もう片一方の人が「承認」しないと友だちになることはできません。
他に、友だちを削除することもできます。削除した相手には通知されません。
ちなみに、友だちリクエストを制限することもできます。
どういうことか?と言いますと、自分に友だちリクエスト(友だち申請)できる人の範囲を、「友だちの友だち」にまで制限しておくことができるのです。
そうすることによって、全く知らない関係のない人からのリクエストは来なくなりますが、ビジネスでフェイスブックを使っているとき、名刺交換後、リクエスト申請ができないことがあります。
3、友だちになった人の個人ページに、自分の投稿を届けられる
個人ページで友だちになった人のタイムラインに、自分の投稿が表示されるようになります。
ただし、友だち全員に自分の投稿が表示されるわけではありません。友だち全体の10%とも言われています。
4、公開範囲を限定できる
個人ページでは、「この投稿は自分の友だち」だけとか、投稿ごとに閲覧できる範囲を制限することができます。
上の画像のように、それぞれの投稿ごとに設定ができます。
5、インサイト(アクセス数などが調べられる機能)は、ない。
インサイトと呼ばれる、アクセス数などを確認できる機能はありません。
この機能は、フェイスブックページには備わっています。この機能があると、各投稿の反響が「いいね!」の数に惑わされないリアルな数字として把握できるので、投稿内容の改善がしやすくなります。
6、投稿日時を指定できない
フェイスブックページでは可能な投稿日時の指定が、個人ページではできません。
フェイスブックページとは?
フェイスブックページとは、企業やサービスなどの名前で情報を発信できるページのことです。
個人の名前などを出さなくても情報を公開していけますし、ビジネスOKのページですので、いろんな告知も可能です。広告もいろんな種類の広告を出すことができます。
(昔はファンページと言われていました)
フェイスブックページの特徴
フェイスブックをビジネス活用するなら必須のフェイスブックページの特徴を挙げてみます。
1、フェイスブックページ に「友だち」はいません
フェイスブックページ は、昔ファンページと呼ばれていました。
その理由は、情報を受ける側は「ファン」として「いいね!」をして情報をもらうからです。
その名残からか、フェイスブックページには、「友だち」という機能は存在しません。
「友だち」にならなくても「いいね!」をした人のタイムラインに、フェイスブックページの投稿が表示されるようになります。
要注意なのは、投稿の「いいね!」ではなく、フェイスブックページの「いいね!」をしないと、情報は届くようにならないことです。
つまり、フェイスブックの「いいね!」には、2種類あります。
フェイスブックページの「いいね!」と、投稿の「いいね!」です。
フェイスブックページの「いいね!」とは、「友だち」の代わりとなるものです。「いいね!」をした人は、そのフェイスブックページの情報を受け取ることができます。
投稿の「いいね!」とは、それぞれの投稿の下についた「いいね!」のことです。この「いいね!」を押すと、その投稿が「良い」と思っていることが友だちに伝わるだけです。
2、ファンの人数は、無制限
個人ページの友だちの数は、5000人までと決まっていますが、フェイスブックページの友だちの役割をする「いいね!」は無制限です。
なので、ファンの数は無制限に集められます。
3、フェイスブック広告が使える
フェイスブックページでは、広告が出せるようになります。フェイスブック広告は、他のネット広告、たとえばリスティング広告などと違って、今のところ手頃な予算で集客が可能です。
たとえば、2,000円でも「いいね!』を増やすことできます。もしくは、自分のホームページへのアクセス数を増やすことも可能です。
4、リーチが確認できる
フェイスブックページは、個人ページと違って、リーチ数が確認できます。
リーチ数とは、自分の投稿をどれくらいの人が見たのか?分かる指標のことです。
たとえ「いいね!」の数が多くても、「いいね!」をした人の友だちが少ない場合、ほとんど拡散していません。
ですので、自分の投稿を見た人の数を表すリーチ数を見ることで、自分の投稿はどれくらいの人に見てもらえたか?を確認する必要があるのです。
5、投稿日時を指定できる
個人ページと違って、投稿日時を指定できます。これによって、3日先に公開される投稿などを、あらかじめ書いておくことができます。
これは非常に便利です。
6、公開範囲は限定できない
個人ページで可能な公開範囲の設定ですが、フェイスブックページではできません。
フェイスブックページに投稿した内容は、必ず全員に公開となります。
まとめ
今回は、フェイスブックの個人ページとフェイスブック(FACEBOOK)ページの違いについて、まとめてみました。
フェイスブックは非常に多くの機能があって、覚えるのにも一苦労ですが、すべてを覚えている人は少ないです。
少しずつ使う機能だけ覚えるのが良いと思いますし、集客で使うなら、まずは個人ページとフェイスブックページでできる機能だけおさえておけば十分かと思います。(あとはメッセンジャーですね)
集客で活用するなら、フェイスブックページを立ち上げて、個人ページと同じく投稿を継続していきましょう。それだけで効果が出る場合も多いです。