ホームページは更新や管理が大事です。費用や維持費、つまりランニングコストも結構かかります。限られた予算のなかで、集客できるホームページを運営していくには、できるだけ最短距離でホームページを作成し、更新していきたいものですね。
そこで、今回は、ホームページで集客する時に、絶対やってはいけないことを、まとめてみました。
ホームページを、ビルダーでお作りになっている方、制作会社に依頼している方、無料のテンプレートをお使いの方、ホームページを使って集客方法を模索している、ほとんどの方の参考になれば嬉しいです。
文章や画像、写真について
無断でネット上のイラスト、画像を使用する
著者の許可なく、イラストや画像を無断で掲載すると、著作権の侵害となります。結構、無意識にやってしまうことがありませんか。
ただし、著者に許可を取っていればOKです。
著作権は画像だけではなく、文章も
引用のレベルを超えた、文章の転載もいけません。
他人が書いた文章を無断で載せてはいけません。ネット上にあるからと、自分のホームページにそのまま掲載してしまうと著作権侵害となります。
よく言われるのは、引用なら問題ないという話です。確かに引用なら問題ありません。ただし、引用以外の文章量よりも、引用の文章量が多いと引用と見なされないケースが多いです。
また引用には、引用タグ(blockquote )で囲むことも忘れないでおきましょう。
欧米人の写真を使う
全部が全部、駄目なわけではありませんが、外資系の会社はよく使ってしまいます。サービス内容によって、欧米人の画像のせいで嘘っぽくなることがあります。
もちろん逆にぴったりくるが多いのも事実です。飲食店では異国情緒が出ますし、海外製の商品を扱う会社なら、ぴったりくるでしょう。
デザイン(ユーザビリティ)
小さい文字
おしゃれなデザインにしようと思うと、日本語はデザインしにくいため、文字を小さくしてしまいます。大事な文字も小さいと読みにくいことが多く、読むのをやめてしまう人が多くなります。
小さい文字の名刺だと、電話番号が読みにくいことはございませんか?あれと同じです。
文字色と背景色の相性によって、読みづらいケースもあります。自分だけで判断せずに第三者に見せて意見を聞かせてもらいましょう。
アクセスすると、音楽が流れる
音楽が流れるサイトをたまに見かけます。訪問者によっては電車など公共の施設や会社で閲覧していることもあります。
できれば、どんな場所でも閲覧しやすいように音楽は鳴らないようにしておいて、必要なら、ONに切り替えるなど選択制にしておくのが良いでしょう。
ナビゲーションに難しい英語を使う
ナビゲーションやメニューに難しい英語を使うことは避けましょう。訪問者が英語に詳しいと限りませんから避けるべきです。
アパレルやレストランなどのサイトなら、簡単な英語でナビゲーションを使いますが、一般的に使われていない英語は避けるほうがいいでしょう。
ポップアップウィンドウの多用
クリックすると、別ウィンドウが開くことを見たことありませんか?アレのことをポップアップウィンドウと言います。
ポップアップウィンドウを多用すると、訪問者に悪い印象を与えてしまい、訪問者は見るのをやめてしまいますので、多用は避けた方がいいでしょう。
ドメインやサーバー
無料ホームページスペースを使う
ホームページを公開するのに、ドメインとサーバーは必須です。そのドメインとサーバーを無料で提供している会社があります。
プロバイダなどが提供しているスペース
インターネット回線を会社や事務所に引いたとき、プロバイダ会社と契約をします。プロバイダ会社のなかには、無料でサーバースペースを提供している会社もあります。
しかし、それを使うのは集客を考えた時、避けた方が良いです。
理由は、自社ドメインが使えないこと、phpスクリプトのバージョンが低く、セキュリティホールが存在してセキュリティが脆弱なこと、サーバー容量が少ないこと、などが挙げられます。
fc2などの会社が無料で提供しているスペース
こちらは基本的に広告が入ります。自分のホームページの上や下、またはサイドに自分の会社とは全く関係のない広告です。
アメーバブログなどのブログ記事を読んでいると、上下左右に内容と関連しない広告を見かけたことはありませんか。あれのことです。
自分の会社のホームページに広告が入るのは、できれば避けた方がいいです。
ただし、ブログなどを書いている場合は、別です。あくまでコーポレートサイトの時です。
SEOの点からやってはいけないこと
SEOとは、検索エンジン対策のことを言います。SEOは沢山あるのですが、その中で最も大事なことを紹介いたします。
英語名のホームページタイトル
タイトルというhtmlタグがあります。これに英語名だけ入れるのはやめておきましょう。理由は、タイトルというhtmlタグに入っている言葉は、検索結果で上位に表示されやすくなるからです。
タイトルタグに、上位表示されたい日本語を入れておかないと、検索結果で上位表示されにくくなります。
全画面、flash(フラッシュ)で構成する
flash(フラッシュ)とは、簡単に言いますと、動く画像のことです。画像が動く処理は、他の方法でも実現可能なのですが、今だにflash(フラッシュ)を使うホームページ制作会社もあります。
flash(フラッシュ)は、iPhoneで閲覧できない点、検索エンジンが中身を読み取りにくくなる点から避けるべきです。特に全画面をflash(フラッシュ)で構成したサイトは、全く検索結果に自分のサイトが出てこなくなりますので、やめておきましょう。
ページ内のすべての文章を画像で作る
文章を画像で作るのは非常にラクです。コーディングする時の手間が圧倒的にはぶけます。ほとんどコーディングしなくて良くなります。
しかし、画像で作った部分は、検索エンジンが読み取れなくなります。読み取れないと検索結果に反映されなくなるのです。
ですので、重要な言葉、検索結果で上位表示させたい言葉などは必ずテキストでコーディングするように制作会社に伝えてください。
基本的に、文章はすべてテキストでコーディングすることをおすすめします。スマホ対応を考えてもそちらが良いです。
デザイン性の点から一部を画像で作るのは構いません。
タイトルに何も入れない
先ほどのタイトルタグに文字を何も入れないことはやめましょう。基本的にはページの内容が分かる言葉を入れます。
それとともにできれば、検索結果で上位表示させたい言葉を入れます。ページの内容と関係がないタイトルをつけることも避けましょう。
運営や更新
最近のお知らせが、長いこと更新されていない
更新情報やお知らせ、NEWSなどが長いこと更新されていない状態は避けるべきです。このサイトは運営されていないのかと誤解を生むもととなりますし、問い合わせが減る悪いイメージとなりかねません。
できれば一か月に一度は、更新してください。更新できないのなら、更新情報などという内容は削除してしまう方がいいでしょう。
ビジネスブログをFC2やアメーバブログでやる
ビジネスブログをFC2やアメーバブログでやるのは、やめておきましょう。どちらも無料で便利なのですが、なかなかホームページからの問い合わせを増やすのは難しいです。
ビジネスブログは、自分のホームページにワードプレスをインストールしてはじめることをおすすめします。
アメーバブログは、業種によっては集客が可能です。
FC2は、アダルトのイメージが強く、良い印象を持たれない可能性もあります。
ワードプレスは、セキュリティに注意
ワードプレスは、セキュリティに気をつけましょう。世界中で最も使われているオープンソースであるがゆえ、ハッカーのアタックも多発しています。
甘いセキュリティで知らず知らずのうちに乗っ取られて、ウィルスを設置されることもあります。ご注意を。
まとめ
ホームページビルダーを使って自分で作る場合でも、jimdoを使って作る場合でも、制作会社に依頼する場合でも、気をつけないといけない点はあまり変わりません。
集客についての知識は、制作会社でも全部知っている会社は少なく、知っていたとしても売上になるのなら、黙っておくことも珍しいことではありません。お気をつけください。
これらの知識が参考になれば幸いです。