フェイスブックを企業で運用する基本的なこと、重要な指標やメリット・デメリット、ツイッターとの違いなど

フェイスブックはただやるだけで集客できる時代は、とうの昔。やってみるだけで上手くいくのは個人店で、30%くらいだと思います。

常連客がすでにフェイスブックをやってて応援してくれると上手くいきますが、そうでない場合は、なかなか難しいです。

ライバルが多く存在していることもあって、本当に運用って大事だなと思います。

法人営業もそうです。法人は特にフェイスブックだけでは集客できることが減ってきています。

今回は、企業がフェイスブッックページを運用する基本的なこと、重要な指標やメリット・デメリット、投稿文章の参考例、ツイッターとの違いなどをまとめてみます。

※2018年6月時点の情報です。フェイスブックはどんどん仕様が変わっていきます。変更されていることがありますので、ご注意ください。

目次

フェイスブックの運用とは何か?

フェイスブックの運用とは何でしょうか。簡単に言いますと、フェイスブックはビジネスで使えるので、そのときにどう使っていったら良いのか?という方法のようなもののことです。

情報発信したり、お客様とやり取りすることによって、ビジネスに活用できます。

フェイスブックのビジネス効果は、さまざまなものが考えられますが、この中で見逃せないのが集客の効果です。

特に、個人のプランディングや会社のファン作りのやりやすさ、広告との相性の良さなどがあります。

高度な多くの機能を備えたソーシャルメディアで、ユーザーとコミュニケーションを図ったり、その効果を測定するのに向いた、Web集客に欠かせない機能を備えています。

この機能をうまく使うために、ビジネス用の運用が欠かせないのです。

フェイスブック運用で重要な指標とは?

フェイスブック運用で重要な指標は、色々ありますが、一番見逃せないのは「リーチ数」や「クリック数」です。

特にフェイスブックをユーザーのトラフィックを増やす、つまり集客に使うために使う場合、これらの指標が重要となります。

これらの指標を見ることによって、フェイスブックをやることでどれくらい集客に効果が出ているのか?

ウェブサイトへの誘導はどれくらいできているのか?が分かるようになります。

なぜフェイスブック運用が重視されているのか?

フェイスブックは、ファンを作るのに向いているソーシャルメディアです。たとえば、ツイッターと比べますと、拡散性は劣りますが、個人とのやり取りをじっくりする、好意を重視する場合は、非常に向いています。

情報が停留されやすく、荒れにくいというメリットもあります。

そのフェイスブックのメリットを活かし、ウェブサイトにユーザーを集めるために使っている会社も結構います。

フェイスブックには、URLと解説の文章のみを掲載し、ウェブサイトにやってきてもらうように施します。

フェイスブック(Facebook)とツイッター(Twitter)は、どう使い分けるのか?

ここでは、フェイスブックとツイッターの違いを整理しながら、どう使い分けたらいいのか?を考えてみます。

主な違いは、4つほどあります。

1、ユーザー層が違う

フェイスブックは、30代、40代が中心です。登録者だけで言えば、20代も多いですが、積極的に使っている層は、こちらがメインです。

ツイッターは、10代、20代が中心です。

フェイスブックは、ビジネスで使っている人が多いですが、ツイッターは、プライベートで使っている割合が多いためです。

2、フェイスブックは実名制、ツイッターは匿名でも登録可能

フェイスブックは、実名で登録しないとダメだと規約に書かれているので、ほとんどの人が実名で登録しています。

ツイッターは、匿名でも登録が可能なので、匿名でやっている人がかなり多いのです。

匿名だと、普段親しくしている人間関係とは別の世界、違った自分を演じることができます。

3、反響のある投稿が異なる

ユーザー層が違うことや、実名・匿名登録のこともあって、反響の多くなる投稿内容が異なります。

フェイスブックは、個人的な日記、近況報告などでも反響が取れます。つまり「いいね!」が多く取れます。

ツイッターは、単純に面白いと感じるネタ的な投稿がウケます。

4、タイムラインの考え方が違う

タイムラインとは、友だちやフォローしている人の投稿が表示される画面のことです。

このタイムラインに表示される投稿内容もフェイスブックとツイッターでは異なります。

フェイスブックは、すべての友だちの投稿が表示されるわけではありません。エッジランクと呼ばれるフェイスブック独自のプログラムによって、「仲が良い」と判断された友だちの投稿が中心になって表示されます。

ツイッターは、自分がフォローしているユーザーの投稿がすべて表示されます。

フェイスブック運用の失敗事例

ここでは、フェイスブックをビジネスで運用するときに間違いがちなポイントを考えてみました。

・URLだけを投稿し続ける
・売り込みばかりを投稿し続ける
・投稿内容が毎回同じ
・ビジネスに全く関連しない投稿ばかり
・友だち限定の投稿ばかり

・URLだけを投稿し続ける

URLを貼り付ければ、サムネイル画像と呼ばれる画像と文字が自動的に表示されます。

しかし、それだけを投稿し続けても、反応は上がりません。できるだけ手間をかけることがポイントです。

できれば、そのURLに関する感想やコメントを載せましょう。

・同じ内容ばかりを投稿し続ける

ここで言う「同じ内容」とは、たとえば、「商品紹介」ばかりを投稿してしまうことです。

「商品紹介」だけでなく、「打ち合わせの様子」「お客様の声」「イベントのお知らせ」など、いろいろな方向性を持つ投稿をやることによって、ユーザーに飽きさせないことがポイントとなります。

・ビジネスに全く関連しない投稿ばかり

ビジネスに全く関連しない投稿もたまには良いですが、それだけで売上が上がるわけではありません。

売上に直結する投稿だったり、少しだけビジネスに関連する投稿だったり、それらを組み合わせることによって、フェイスブックで売上が上がるようになります。

フェイスブック運用の便利ワザ

ここでは、フェイスブックを運用する際に知っておくと便利なことをご紹介します。

・予約投稿
・サムネイルが表示されない不具合の解決方法
・友だち限定の設定について
・グループ機能とイベント機能

・予約投稿

これは、個人ページには、ない機能です。フェイスブックページ限定です。

投稿した際に、日時を指定しておくと、指定した日時に自動的に投稿が公開されるという機能です。

ビジネスで使う際、公開日時は、非常に重要な意味を持ってきます。一番アクセスを集める日時に投稿ができなさそうなら、あらかじめ何本か、投稿をセットしておくのが便利です。

・サムネイルが表示されない不具合の解決方法

サムネイルとは、上の画像のことです。この画像は、URLを入力するだけで自動的に表示されますが、中には下の画像のように表示されない場合があります。

その場合には、渦巻きの「更新」ボタンを押して、再度URLを入力すると、今度は表示されるようになると思います。

もしこれでも表示されない場合は、下のページへ行き、URLを入力し、1と2のボタンを押してください。

https://developers.facebook.com/tools/debug/og/object/

こうすると、90%以上サムネイル画像が表示されるようになります。

なぜこんな現象が起こるのか?と言いますと、これはフェイスブックの不具合と言いますか、仕様の問題だと考えられています。今のところは仕方ないですね。

・友だち限定の設定について

この機能は、フェイスブックページにはなく、個人ページにある機能です。

プライバシーを考慮して、友だち限定で公開したり、友だちのなかでも指定した人だけしか公開しなかったりも、設定できます。自分だけ公開などもできます。

方法は、2つあります。

プライバシー設定で全体的に設定するか、投稿ごとに個別に設定することもできます。

・グループ機能とイベント機能

グループとは、ユーザー同士が特定のグループの仲間となって、特定の情報だけを共有できる機能です。

グループに入るには、誰かに承認をしてもらわないと駄目な設定や、承認がいらない誰でも入ることができるグループにすることもできます。

グループに入られなければ、そのグループ内の情報は閲覧することができないので、有料会員だけの特別グループなども構築可能です。

イベントとは、日時を決めた内容をアップできて、参加者を集めることができる機能です。

友だちにイベントの告知、招待などをすることができます。

フェイスブック投稿のサンプルは?

ここではフェイスブックに投稿するサンプル投稿をご紹介します。これだけが正解!というわけではなく、他の投稿内容でも問題ありません。

あくまでも一つの参考としてごらんください。

店舗のフェイスブックページの投稿例

【お知らせ】

お待たせ致しました!!

○○より▲▲が入荷しました。
お待ち頂いていた方も多い人気商品です。
本日はベージュをご紹介していきます!

ブログ→http://www.aaaaaa.com/3912
ぜひ、ご覧くださいませ。

新メニュー!!

○○タコス!できました!
ランチでササッと食べたりビールにもピッタリ\(^^)/
すこしピリッとしていてハラペーニョ入りか無しかお選び頂けます!

会社のフェイスブックページの投稿例

【ご報告】

先日お伝えしました、◯◯をついに開催いたします。

このイベントによって、△△にお住まいの方同士で、親交が深まることを願っています。

試行錯誤を重ねてきたイベントです。気に入っていただければ嬉しいです。

詳細はこちら

(URLを掲載)

◯◯を初めての導入で失敗しないための7つのポイント。
これから◯◯を利用する人、既存の△△が使いづらくて乗り換えを考えている方、誰もが犯したくない△△導入の失敗。

◯◯導入を失敗しないポイントはこちら。

(URLを掲載)

シンプルでも効果が出る

投稿内容によって反響が異なるのは間違いないですが、特別なテクニックを使ったり、内容にこだわったりしなくても、効果は出ます。

むしろシンプルに投稿を続けていくほうが継続します。そのほうが良いです。継続が大事です。

書き方はシンプルに、伝えたい情報を「見やすく、分かりやすく」が重要です。

伝えたい情報にはこだわりましょう。その方が反響ができます。

フェイスブックページの運用を代行してもらうには?

会社組織が大きくなっているが、ウェブ担当者がいない。そんな時は、外部にフェイスブックページの運用を代行してもらうことも一つです。

ここでは、フェイスブックの運用を代行してくれる会社を探してみました。

GLOBAL LINK JAPAN
http://www.smmj.jp/

Facebook(フェイスブック)ページ運用代行サービス
https://www.sharecoto.co.jp/service/facebook-support/operation

シーエスレポーターズ
https://www.cs-reporters.com/facebook/

SNSマーケティングの情報ならソーシャルメディアラボ【Gaiax】
https://gaiax-socialmedialab.jp/service/account/

ソーシャルメディアを統合して管理できるツールもあります。

ソーシャルメディア統合管理ツール「エンゲージマネージャー」
http://engagemanager.tribalmedia.co.jp/index.html

運用を代行すると、月2万〜7万円かかる会社もあります。できれば、社内担当者による運用(インハウスによる運用)をおこなっていくことをおすすめします。

まとめ

今回は、企業がフェイスブックを運用するにあたって、基本的なことを中心にまとめました。

参考になれば嬉しいです。

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