店舗において、リアル販売のノウハウと、ネット集客のノウハウは同じではないということをご存知でしょうか?ネットで集客を効果的におこなうためには、インターネット上の知識や考え方が必要です。
ネット集客の方法は、無数にあります。これからオープンを迎える店舗において、何からはじめるのが良いのでしょうか。
今回は、お店のネット集客において、何からはじめるべきか。このことについて考えていきます。
結論:グーグルマップに登録しましょう
お店のネット集客は、まずは、グーグルマップ登録からやりましょう。グーグルマップはこれからどんどん使われていくツールで、しかも無料で使えるからです。
ネット集客をする理由
そもそもこれからの時代において、インターネット集客は積極的にやっていくべきです。
なぜ今ネット集客をやるべきなのか?
2018年のデータでは、スマホの普及率は6割以上となっています。2020年の現在はさらに上がっているでしょう。スマホの普及率が上がっていると言うことは、スマホでお店を探すことが多くなっているということです。
では、お店のネット集客の定番方法は何でしょうか。
紹介サイト(ポータルサイト)です。いわゆる、グルメで言いますと、食べログやぐるなびに当たります。スマホが普及している現代においてもこれらのサイトを使うことは効果的です。
一方で、どんどん効果が出ているのがグーグルマップです。ある目的地に行こうと考えた場合、スマホのマップ機能を使うでしょう。その時、使われるのがグーグルマップのアプリです。
マップ自体にお店が掲載されていると、自然とそれを使っていくわけです。
スマホの利用者にリーチする方法
スマホの利用者が、お店の情報を頻繁に見るようになる。それは、グーグルマップに登録していれば、なおさらです。TwitterやInstagram、You Tubeも効果はあります。それよりも手間がかからず時間もほとんどかからない。それがグーグルマップなのです。
グーグルマップをやるにあたって、気をつけてほしいことがあります。
口コミがお店の繁盛のカギを握る
お店の集客は、お客様の意思決定にかかっています。これが一番大事です。これまでお客様の意思決定は、飲食店ならグルメサイトやお店のホームページなどを閲覧してもらって、なされていました。
それが、グーグルマップの出現によって、ワンクリックで閲覧できるグーグルマップの口コミを参考するようになっています。
極端に言いますと、グーグルマップに表示された周囲のお店の中で、口コミ点数が良いお店の中から選ぶというケースが増えているのです。つまり、グーグル・マップの口コミがお店の集客の鍵を握っています。
このようなプロセスでお客様が行動する時代、グーグルマップの強化が重要となってきています。
お店のネット集客は、グーグルマップからはじめる
お店のネット集客は、グーグルマップへの登録からはじめましょう。登録も利用も無料でできます。
グーグルマップ、グーグルマイビジネスは下記URLからはじめられます。
↓
https://www.google.com/intl/ja_jp/business/
グーグルマイビジネスのはじめ方は下で詳しく解説しています。
↓
【無料】手間をかけないグーグルマイビジネスのはじめ方
店名、住所、TEL、営業時間(コロナ禍では大事!)、写真などをきっちり掲載していきます。それだけで来店数がアップしていきます。実際、グーグルマップで探す人が増えています。
最低限やっておきたいのは、以下の3つです。
1、店名、住所、営業時間、電話番号、URLの掲載
店舗に関する情報はたくさん掲載できるので、可能なかぎり掲載しておきましょう。
2、店舗内の雰囲気、店舗の外観、メニューの写真なども掲載
お店のイメージに直結するビジュアル情報を中心に掲載していきます。
3、口コミが投稿されていたら、必ず返信
口コミはグーグルマップ、グーグルマイビジネスが存在するかぎり、永久に残ります。ほとんど削除されることはありません。クレームの口コミも、必ず返信しましょう。ほおっておくと、知らないところでお店の印象が悪くなって、来店してくれる人が減っていきます。
無料のツールであるグーグルマップは使うべきです。では、なぜ無料ツールを使ったほうがいいのでしょうか。
お店のネット集客は、無料ツールを使うべき理由
お店は、リスクによって利益がすぐに無くなってしまうビジネスモデルです。そのため、個人店は特に、販促費や経費をなるべくかけずに運営していくのが良いでしょう。
できるだけ費用をかけずに運営していくために、無料ツールは使うべきですね。
ネット集客における最低限のコツ
ここではお店の集客に限らず、無料で使えるツールを使ってネット集客する場合、最低限のコツをご紹介します。
ターゲットを明確にする
まずはターゲットです。どんな人を集めるのか?それがネットで可能な人なのか?ライバルはどれくらい強いのか?
これらを考えるベースとして、まずはターゲットを明確にしましょう。明確にしたターゲットはあとから変更していきます。修正が前提です。
失敗することが前提
ネット集客において、スピードや行動が命です。失敗だと思ったものはあとから修正をしていきます。
修正が容易な世界なので、みんな修正が当たり前で活動しています。そんな中、自分は失敗が許されないとして取り組むと、歯が立ちません。
有益な情報を提供する
ネットでは情報が氾濫しています。情報を出さないで、集客するには有料で広告を出す方法が主となります。
無料で集客するなら、有益な情報を出す。これがネット集客の前提です。無料ツールを使って、有益な情報をどんどん出していきましょう。
無料ツールとは何か?
無料ツールとは、インターネットのマーケティングの一つ、フリー(無料)戦略によって、配布されたツールのことを言います。ツールを無料で使えるようにして、たくさんの人にツールを使ってもらいます。
ツールを使ってる人に広告を見せて、広告主からお金を得るというビジネスモデルになっています。
もしくは、ツールを無料で渡して信用を得て、有料ツールを買ってもらうよう誘導するという方法もあります。この無料ツールを使って、まずはそれぞれ使うツールの設定をやっていきます。これができれば、いよいよ無料で集客していきます。
その際、知っておくと得なのが集客の型です。インターネットで集客する場合、型があります。これはリアルでも同じです。
これらの型は、以下の通りです。
- 情報提供型
- ストーリー型
- ギフト型
一つひとつ説明していきます。
情報提供型
ユーザーに役立つ情報やお客様の抱えている悩みを解決できる情報を提供する。これがネット集客の基本です。情報提供型は、ネット集客の基本中の基本なのです。
「〜〜する方法」
「〇〇とは何か」
「〜〜しないための○つのポイント」
などのタイトルがそれに当てはまります。
ストーリー型
アナタしか語れない話をWEBで発信するというのも効果的な方法の一つです。
開発中の新メニュー
これまでの苦労話
これから予定していること
過去のメニューにおける笑える話
日常のあまり公開していない話
など、ストーリーを通して体験を共有することで、お客様は好意を持ってもえます。
ギフト型
来店率を直接上げる方法の一つとして、非常に効果があります。短期的に売上を上げる集客方法の一つです。
たとえば、新規のお客様を紹介することで、互いに割引を提供するという紹介制度などです。これをSNSなどを使って拡散します。
一度では効果がありませんので、それを何度もおこなうのです。
ほかに、期間限定のキャンペーンやSNSをフォローしてくれた人限定のキャンペーンなど、希少性を高める方法をセットで考えるものがあります。
ユーザーとお客様は異なる
ユーザーとお客様は、異なる定義です。お客様はお店の売上に貢献していただける人のことです。ユーザーは、ホームページやSNSを見に来てくれた人で、全員、お客様になってくれるとは限りません。
中には、ユーザーの10%しかお客様になってくれないケースもあります。
まとめ
今回は、お店のネット集客において、何からはじめるべきか。まずは、グーグルマップへの登録や無料ツールを活用することからはじめる、ことをご紹介しました。
店舗経営、特に飲食店経営は非常にコストやリスクの高いビジネスとなっています。これらのことをふまえると、なるべくコストをかけずに集客することが生命線とも言えるでしょう。
もちろんコストをかけないとダメな時もあります。
一方、普段のコストは最小限で運営するために、無料ツールをなるべく使っていきましょう。グーグルマップ登録や口コミへの返信、写真の投稿などは必須となります。
分からないことがでてきたら、先に結果を出している店舗オーナーに聞いてみることでも解決します。まずは行動してみましょう。