チラシの反応率はだいだいどれくらい?

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チラシの反応率は、千三つと言われた時代がありました。1000枚のチラシで3件の反応ということです。パーセントにすると0.003%です。しかし、今では5000に1つとも10000に1つとも言われています。

もちろん、業種によって異なります。不動産やリフォーム等高額の商品は、上記のような反応率ですが、家電などの消費財の反応率は、もう少し上がってきます。

目次

業種別のチラシ反応率

業種別のチラシの反応率を見てみましょう。チラシを見た割合と、チラシを見て行動を起こした割合です。データ出展は、新潟県内での調査ですが、参考になると考えられます。

スーパー
チラシを見た人…73%
チラシを見て行動を起こした人…38%

ドラッグストア
チラシを見た人…62%
チラシを見て行動を起こした人…29%

ホームセンター
チラシを見た人…64%
チラシを見て行動を起こした人…16%

家電量販店
チラシを見た人…56%
チラシを見て行動を起こした人…10%

パチンコ
チラシを見た人…37%
チラシを見て行動を起こした人…5%

衣料品
チラシを見た人…37%
チラシを見て行動を起こした人…7%

自動車販売
チラシを見た人…35%
チラシを見て行動を起こした人…1%

携帯ショップ
チラシを見た人…34%
チラシを見て行動を起こした人…2%

住宅・不動産
チラシを見た人…26%
チラシを見て行動を起こした人…1%

この結果からもわかるように、生活に関係する消耗品ほど反応率の高いことが解ります。

チラシの反応をあげるためには

チラシの反応を上げるのも業種によって異なります。スーパーやドラッグストアなどの日用品とリフォームや住宅販売では、掲載内容も見せ方も全く異なります。

スーパー・ドラッグストアなどの日用品

日用品の場合は、目玉商品や日替わり商品のように商品による企画が必要になります。しかし、感覚で企画を組んでも反応率は上がりません

データベースから何が売れているのかを分析するだけではなく、季節感も考慮して何が消費者に受け入れられるのかを十分に吟味する必要があります。

また、掲載商品のアイテム数も可能な限り増やす方が反応は上がります。ただし、詰め込み過ぎて、一つの商品情報が希薄になるようなことは避けなければいけませんので注意してください。

商品の構成も大切ですが、セール名も大切です。
年間祭事なら、「お年玉セール」「バレンタインデー」「ホワイトデー」「母の日」「父の日」「敬老の日」「ハローウィン」「クリスマス」になります。

それ以外にも、「大感謝祭」「決算セール」「サマーセール」「オータムセール」などの定番祭事がありますが、消費者にインパクトを与えることができるオリジナルの催事を考案して訴求することも大切です。

リフォーム・住宅販売

無形のものを形にする高額商品の場合は、信用が大切になります。
・どんな会社?
・創業年数や実績は?
・どんな社長?どんなスタッフ?
・施工方法は?
・どんな人が依頼したの?

というような消費者が疑問に思うことを明確に伝えることです。

それを言葉だけではなく、写真やグラフなどを使って視覚的にも理解しやすくすることが大切です。

このようなことを盛り込んだチラシになるとすっきりしたデザインにはならず、文字の多いごちゃごちゃしたデザインになります。このようなデザインになると、「読まなくなる」と言いますが、決してそんなことはありません。

見出しや小見出しにインパクトがあれば、新聞を読むように消費者を引き付けることができます。

むしろビジュアル中心のデザインよりも高い反応を得ることができます。

まとめ

業種によってチラシの反応率は異なります。しかも、同じ法則で反応率を上げることができません。日用品の類であれば、企画と商品の構成が肝になります。住宅のように無形の物から形をつくる商品であれば、信頼と商品の良さを訴求することが反応率を上げる胆になります。

ですから、毎回、掲載した商品や話の統計を取ることが大切です。日用品であれば商品の売れ行きから判断できます。無形の物であれば、お客様に何が気になったのかを聞くしか方法はありません。

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