法人営業と言いますと、その商品やサービスはさまざまですね。コピー機の販売、パソコンのアフターケア、チラシの印刷、チラシデザイン、ダイレクトメールの作成、ホームページ制作、社会保険労務士、税理士、集客コンサルタントなどなど。
経験則から言いまして、これら法人営業で効率的にネット集客できる方法というのが存在します。
今回は、法人営業全般で通用するネットを使った集客方法を、ご紹介いたします。
集客とは何か
まずここで言う集客を定義しておきます。「お客様を集める」ということを集客を定義しておきます。集客を上手く行かせるには、強力なベネフィットが必要です。
ベネフィットとは何か
ベネフィットとは「便益」と訳されます。つまり、お客様にとってのメリットや魅力のことです。
商品やサービスを通じて、お客様はどう変わるか?
色々な定義があると思いますが、これを表したのがベネフィットであるとここでは定義いたします。数多くのネット集客方法を、各種ツールに分けてご紹介いたします。
ホームページを使った集客方法
ホームページは、多くの情報が掲載されている方が効果的ですが、ここでは最低限あった方が良い情報をご説明いたします。
1、具体的なサービスを掲載する
2、信用を掲載する
3、問い合わせ手段を掲載する
1、商品やサービスを掲載する
当たり前のことですが、商品やサービスの詳細な説明を掲載しておきましょう。その際、忘れてならないのは、先ほどのベネフィットです。ベネフィットをメインに掲載していきます。
たとえば、名刺のデザインなら、
おしゃれな名刺が作成できます。
ブランディングまで考えられた名刺が作成できます。
営業力がつく名刺が作成できます。
などをベネフィットとして設定するのであれば、これらは全面に持ってきます。そして、このベネフィットが確実に実現可能だと言う根拠を詳細に説明していきます。
2、信用を掲載する
1の根拠に関連しますが、商品やサービスについて考えるとき、問い合わせをしても大丈夫なのか?という不安がお客様の頭によぎります。
それをできるだけ軽くしてもらうために、信用を掲載します。
信用というのは、基本的に、会社や個人プロフィール、これまでの実績、マスメディア掲載歴、お客様の声、第三機関の表彰、保有資格、などでしょうか。
信用がどこまで必要なのか?は、1の商品やサービスのベネフィットによります。ベネフィットがすぐに実現が難しいものであれば、より強力な根拠や信用が必要となります。
3、問い合わせ手段を掲載する
問い合わせ手段とは、電話番号や問い合わせフォームのことです。問い合わせフォームというのは、よくある「お問い合わせフォーム」という名前や住所を入力して、送信ボタンを押す、アレです。
問い合わせ手段を明確に書くと、お客様が行動を起こす後押しとなるのです。
Facebookを使った集客方法
Facebookは、元々学生の交流目的で作られたツールでした。ですので、趣味の延長となるビジネスの方が、集客は上手くいきます。
そういう意味では、趣味や娯楽に近いビジネスの方が上手くいきやすのですが、すでにFacebookは日本にやってきて数年が経過しました。かつての熱狂的な人気は落ち着き、成熟した状態となっています。
今は、どんな業種も手間か資本をかけないと上手く行かないのがFacebook集客となっています。
Facebookを使った集客方法のポイントを3つにしぼると、以下となります。
1、Facebookだけでは集客は難しい
2、セミナーや勉強会を開催し、それFacebookを活用する
3、Facebookページを運営する
1、Facebookだけでは集客は難しい
Facebookは、元々趣味や交流目的に作れたサービスです。したがいまして、法人営業のビジネス用途で使う場合、それ単体だけでは足らないものが出てきます。
それが販売もしくはプロモーションと呼ばれるものです。販売とは、言い換えますと、「売り込み」「営業」「クロージング」のことです。
「売り込み」「営業」「クロージング」は、Facebookのタイムライン上ではやりにくいので、リンクを張りホームページまで来てもらうか、メールやメッセンジャーを使って個別に連絡をとり営業をかけるかになってきます。
とにかく、普通にFacebookだけを淡々とやっていても、なかなか販売に結びつかないので、工夫が必要です。
2、セミナーや勉強会を開催し、告知やアフターフォローにFacebookを活用する
セミナーや勉強会を開催するビジネスの場合、Facebookは効果的です。イベント機能を大いに使っていきましょう。またアフターフォローには、グループを使い、定期的に交流をしていき、リピートをうながします。
3、Facebookページを運営する
個人アカウントだけで集客をすると、商品に興味のないお客様にも商品の告知を見せてしまうことがあります。
共有範囲を細かく設定しても、「いいね!」や「シェア」の拡散でどうしてもそうなってしまうんですね。
そうなると、じきにエントリー自体が拒否されて全く見てもらえなくなってしまいますので、ビジネスの告知は個人アカウントと分ける必要があります。
それがFacebookページです。
Facebookページは、ビジネス用途で使える機能です。これを作って、ここに商品の紹介やイベントの告知などをしていくのです。
twitterを使った集客方法
Twitterで法人営業の集客をおこなうことはかなり難しく不可能だと言わざるを得ません。ターゲットとなる層がTwitter上にほとんどいないからです。
コンサルタントやIT系の会社、リフォーム業の方などがやっているのを見て、ターゲット層がいるんじゃないかと思われるかもしれませんが、それらの方はお客様を探すためにやっているのであって、いわばマインドは私たちと同じです。
私たちもそうだと思いますが、集客のためにはじめたTwitterで売り込まれても、たぶん興味を抱くことは少ないのではないでしょうか。
しかし、Twitterをやる意味は大いにあります。
ターゲット層がいないのに何故やる価値があるのか? それは結局、SEOと密接に関わってくるからです。
Twitterでは商品の告知よりもTwitterユーザーの大部分である若者のためになるようなつぶやきをあらかじめ作成し、それを定期投稿することをおすすめします。
それなら手間があまりかかりません。それに加えてブログ更新のお知らせ、セミナー告知などをつぶやいていきます。
ブログを使った集客方法
オウンドメディアが大人気となっている昨今、ネット集客を考えるとブログははずせません。ここで言うブログとは、無料ブログではありません。自分のホームページに組み込んだブログのことです。
アメーバブログ、アメブロに代表される無料ブログでは、効果が出ません。(一部のビジネスには効果があることもあります自分のホームページからクリックして移動したから、ホームページのなかにブログがあると勘違いされることがあります。
しかし、それが無料ブログを使ったものであることがよくあります。このあたりの事は、技術的な内容になりますので、詳しくはお付き合いのある制作会社さんにお問い合わせください。
手間がかけられるなら、ブログを月間10ページ書く事をおすすめします。3か月で30ページとなり、30ページあれば、そこそこのアクセスが稼げるようになるからです。
ブログ集客は、全体のページ数が大事です。サイト全体で100ページの規模があれば、すぐにブログをやると、3か月から半年で数倍のアクセスアップが期待できます。
アクセス数が、月間1000前後のサイトであれば、月間5000くらいまで到達するでしょう。
その時点で、集客数が5倍となります。1万アクセスまでは、こつこつブログを書くことで、早ければ1年で到達できる数字です。
アクセスが集まりましたら、集まったアクセスに対して販売やオファーをかけます。
まとめ
法人営業で効率のよいネット集客方法は、できるだけ手間がかからず問い合わせしてきてくれる形が理想です。
そのためには、ソーシャルメディア(TwitterやFacebook)などは極力使わず、ホームページの内容を充実させブログをこつこつ書く方が少しずつでもアクセスが自動で集まってくるようになります。
ソーシャルメディアは、法人営業に関してはアクセスを集めるのが非常に難しく、それ単体では効果が低いので効率が良いとは言えません。
しかし、全くやらない状態だと、SEO的にも良くないので、できるだけ手間をかけない状態でやっておくのが良いと思います。
ソーシャルメディアを続けていると、確実にホームページのアクセスがアップしてきます。ブログを続けていても当然アクセスはアップします。
もちろん効果的な方法でやっていることが前提なので、このエントリーがお役に立てれば幸いです。