今お付き合いされている制作会社に、レスポンシブデザインの見積もりを取ってみたことはありますか?
その時、料金が100万円を超えませんでしょうか?
理由は、5年分の管理費を含めるから、総額が100万円を超えるというものが多いようです。
実際、そういうお話をよく耳にします。
5年間で100万円を超える
レスポンシブデザインをやるのにあたって、5年間の契約を提案してきて、総額が100万円を超える契約内容を出す会社があります。
基本的に、レスポンシブデザインと管理費は関係ありません。
管理費とレスポンシブデザインをセットにして出してくるのは、何とか5年間の契約を締結したいという制作会社の思惑があるからでしょう。
ちなみに、5年は60ヶ月ですので、一ヶ月あたり2万円となりますして、月額2万円の管理費は高い部類です。
レスポンシブデザインのみの相場は?
レスポンシブデザインの相場は、レスポンシブデザインの内容にもよりますが、だいたい1ページ1万円から2万円です。10ページあれば、10万円~20万円です。
それよりもはるかに高い金額の見積もりの場合は、何か他の費用がそれに載っていると考えて良いでしょう。
またレスポンシブにするだけで月額料金が上がるケースもありますが、これは何か別のツールを使ってレスポンシブ対応してるケースです。
スマホサイトを別で作成するなら分かりますが、月額料金を支払わなくてもレスポンシブにはできますので、それらの提案も避けるべきです。
対応デバイスの数
対応デバイスの数によって見積もりが変わるケースもあります。デバイスというのは、スマホやタブレットのことです。
スマホやタブレットの解像度、画面サイズによってレスポンシブ対応を独自に構築しないといけないケースがあります。たとえばiPhone6+などです。
そのデバイスでも確実にレスポンシブ対応してもきちんと閲覧できるようにするために、対応デバイスとして設定する場合、追加料金がかかるケースもあります。
ブレイクポイントの数
ブレイクポイントの数が多ければそれだけ料金はアップします。ブレイクポイントというのは、レスポンシブというのは横幅のピクセル数によってデザインが変わるようにプログラミングされているのですが、そのピクセル数のポイントのことを言います。
たとえば、横幅が768ピクセル以下なら、スマホのデザインになり、769以上ならPCサイトのデザインになると言った感じです。
スマホとタブレットとPCサイトと3つのブレイクポイントを用意するのが大手企業ではよくあるケースです。
ブレイクポイントの数が増えると、当然デザイン数も増えますから、見積もり料金もアップすることになります。
リース契約は関係ありません
レスポンシブ対応を依頼した際に、リース契約を合わせて提案してくる制作会社がありますが、基本的に二つは関係ありません。
制作会社にとってリース契約はメリットが大いにありますが、依頼者にとってはリスクを抱え込むことにありますので、あまりおすすめはできないです。
1、web制作会社が倒産したとき、5年分の支払いが残る
2、修正料金の値上げがあった場合でも、その金額で修正をせざるを得ないケースがある
3、5年間の間にリニューアルを依頼したら、さらに100万円の請求が追加されることがある
これらはネットで本格的に集客を考えた場合、必ず足かせとなってきます。どんなに良い話に聞こえても、疑ってかかってみることが得策です。
レスポンシブデザインとは?
レスポンシブデザインとは、スマホやPCサイト、タブレットなどのデバイスに応じて、デザインが変わることを言います。
詳しく説明しますと、htmlファイルが一つで、スマホ用CSSファイル、PCサイト用CSSファイル、タブレット用CSSファイルなどを用意することです。
htmlファイルが一つなので、コピーコンテンツとしてGoogleに認識されることもなく、スマホサイト、タブレット用サイトを用意するわけでもないので、ランニングコストも上がらず、更新もhtmlファイルが一つなので安くすむという利点もあります。
まとめ
2015年4月にレスポンシブデザインが必須になったせいで、web制作会社からの電話営業が増えたりしていませんでしょうか?
この機会にレスポンシブデザインと関係ない月額料金の値上げやリース契約などをセットに提案する制作会社もあります。
それぞれ個別に魅力的な内容であることもあると思いますが、ネット集客を真剣に考えた場合、リース契約は損するリスクはあっても得する可能性はないと私は思います。
ですので、あまりおすすめしません。
もし今お付き合いされている会社がリース契約を提案してきたら、取引継続を考え直した方がいいですよ、とお会いした方には伝えさせていただいております。
レスポンシブデザインとは関係ない話になりましたが、セットで提案する会社が多くなったので書かせていただきました。
少しでもお役に立てれば幸いです。