メルマガの効果、開封率の上げ方、ネタを作るときの考え方などを公開します

お聞きしたいことがあります。

メルマガってどれくらい効果が出ると思いますか。
また、メルマガってものすごく手間のかかる集客方法だとお考えでしょうか?

メルマガ集客は、メールアドレスを登録してもらうことに手間がかかり、時間がかかります。しかし、メルマガを書いて、配信することにおいては、結構カンタンで楽にできます。

手間をかけずに、思ったより意外と効果も出ます。

チラシにくらべて、はるかにコスパが良いです。

今回は、メルマガをやる前に知っておくと得すること、

  • ・メルマガをやった時の効果
  • ・コスパの良い点
  • ・開封率を左右するタイトルのつけ方
  • ・メルマガを続けるネタの作り方

などをデータとともに、まとめてみました。

目次

メールマガジンとは?

メールマガジンとは、メールで届ける読み物(マガジン)のことです。

お客様にメールで定期的に情報を送ることによって、見込み客として購入促進につなげるという手法です。

主に通販サイトなどで使われてきていて、2019年1月現在、無形の商品を販売する際にも使われています。
ただし、メールの利用が少なくなってきた昨今、メールマガジンでの売上アップは難しくなってきています。

特にB to Cと言われる店舗においては、非常に反応が低くなってきていますが、B to Bと言われる法人対法人のビジネスにおいては、まだまだ反応が取れるツールとして利用されています。

以前にTwitterで下のツイートをしました。

やっぱり会社に営業するビジネスならメールマガジンは効果ありますね。正月以降、メルマガをはじめられた会社さんがいらっしゃいますが、3通送っただけで仕事の依頼が来ましたと連絡いただきました^^

上のような感じで、メールマガジンは、法人向けには特にまだまだ効果があります^^;

この記事の信頼性

2014年からメールマガジンを自社で配信していて、問い合わせをいただき売上を作っています。

また、ステップメールやインバウンドマーケティング、プロダクトローンチと言ったメールを使ったマーケティングについても自社やお客様の案件で取り組み、ノウハウを蓄積し、これまで数千万円〜数億の規模までの案件を回してきました。

弊社のお客様でメールマガジンをはじめた会社さんは、メルマガをやる前とやる後では、あきらかに効果が出ていると口をそろえておっしゃいます。

このような経験をふまえて、この記事を書いています。

メルマガってどれくらい効果あるの?

「メールマガジンをやって、どれくらい効果が出てくるのか?」

これは良くいただくご質問ですが、はっきりとは断言できないです。

業種や会社によって、全く効果が異なり、同じ業種であっても、結果が変わってきますし、今の時代、メルマガだけで150%などと劇的に売上が上がり続けることは、ほとんどないからです。

理由は、商品やサービスの違い、お客様の違い、社長やスタッフの違い、お客様がメールを見なくなった、などです。

他の集客方法のほうが効果が出る場合もあります。(LINEアットやYou Tube、リスティング広告など)
それでも弊社がメールマガジンを、場合によって強くおすすめする理由は、まず第一にコスパが良い点、第二に誰でもできる点です。

(これらについても、のちほど詳しく説明します)

メールマガジンの効果は、続けていれば確実に出ます

メールマガジンの効果がどんな風に出てくるのか?は、会社やお店によってそれぞれです。
たとえば一般的には、

  • 1、SNS経由で問い合わせの数が増えたり
  • 2、ホームページからの購入や問い合わせが増えたり
  • 3、リピート注文や依頼が増えたり

などと、「ちょっと違うな」って感じで、いつもより少しずつ変わってきます。

では、このような効果を出すためには、どうすれば良いのでしょうか。

次は、どうやってメールマガジンで問い合わせを増やすのか?売上を上げるのか?についてご紹介します。

メルマガで売上を上げるには?

メールマガジンで売上を作る方法は、主に下のようなものです。

  • 1、メールで紹介した商品を購入してもらう
  • 2、メールで紹介したサービスを依頼してもらう
  • 3、メールでお客様に接触して、必要になった時に連絡をもらう(忘れないでいてもらう)

この3つのなかでは、3が最も多くなります。1や2は、あまり数は多くならないことが多いです。

文章力があったり、ほかに強い魅力や特徴があると、1や2も数が多くなりますが、それらがなくシンプルにたんたんとメルマガを続ける場合は、3が多くなります。

つまり、「定期的に接触して忘れないでいてもらう」ことがメールマガジンの大きな目的だと言っても過言ではないです^^

「忘れないでいてもらう」には、継続が大事です。

「続ける」が重要

メールマガジンで効果を出すには、続けることが大事。それを理解していても、続けることが難しいことがあります。

メルマガを続けるには、どうしたらいいでしょうか?

それには、改めてメールマガジンのメリットを考えてみましょう。

メールマガジンのメリット

弊社が考えるメールマガジンのメリットは、大きく分けて下の2点です。

1、コスパが良い
2、誰でもできる

それぞれ説明していきますね。

まずは、「コスパが良いこと」。言い換えますと、「費用対効果が高い」ことですね。

先ほど、申し上げたように、効果はそれぞれ違ってくるのがメルマガですが、全体的にコスパが良い集客方法であるのもメルマガなんです。

正確に言いますと、メルマガには、コスパの良くなる使い方があるんです。

その方法は、のちほど説明していきます。

2つ目は、「誰でもできること」。

メルマガという集客方法は、とてもシンプルです。定期的にメールを書くだけなので、パソコンでメールを打てる人であれば、誰でもできます。

これが自撮りが必要なフェイスブックや、長文を書かないといけないブログであれば、やっかいです。

または動画を撮影しないといけないYou Tubeとかだったら・・なおさら^^;

フェイスブックやYou Tubeを使った集客方法も簡単にはできますが、この中で最も「誰でもできる」ものがメルマガと考えています^^

しかし、最も簡単なメルマガでも肩に力が入りすぎると、

「ネタがない」
「良い文章を書かないといけない」
「全く反応がない」

と思って、辞めてしまいます。

実は、メルマガは反応が無くてもいいんです。それよりも、辞めてしまうことが駄目です^^

辞めてしまわないために、余計な手間をかけず、ネタを考える必要がない。そういう風にメルマガを続けていくことを弊社ではご提案しています。

メルマガのネタを作らないようにするには?

メルマガ継続を妨げる原因の一つが、「ネタがない」ことです。

これがとてもやっかいです。なぜならば、「ネタがなくなる」ことはメルマガを続けていくと、防ぎようがないからです。

「ネタ」がなくならないようにするために、いろんな方法があります。

しかし、それらの方法を駆使することに時間をとられてしまって、結果的にメルマガが書けなくなる、ことの方が損害が大きいと思っています。

(メルマガ・ネタの作り方は、のちほど詳しく説明します)

つまり、メルマガをやっていくにあたって、コスパが悪くなると思います。

そもそもメルマガってそこまで反応取れないのに。

もちろん反応を取る方法もありますが、文章力が必要となってきます。たとえば、ステップメールとかですね。

ですので、なるべくメルマガに手間をかけない方法で、継続していく。

これこそが、反応が下がってきたメルマガの運用方法だと思います。

話を元に戻します。

弊社では、ネタを考えなくてよいメルマガ運用をご提案しています。

ネタが考えなくてよかったら、だいぶ続けられやすくなるとは思いませんか?

ご存知かもしれませんが、メルマガってほとんど開封されません(開封されたとしてもじっくり読まれません)

開封されていないので、読まれないことの方が多いんです。

そんなメルマガのネタをいちいち考えて時間を取られることの方が、時間がもったいない、だからできるだけ手間をはぶいてメルマガ配信を続ける。

そんな方針でメルマガを続けてみてはいかがでしょうか^^

では、メルマガってどれくらい開封されているのでしょうか?

次の段落では、メルマガの開封率についてご説明しています。

メルマガの開封率って意外と低い?

下のYou Tube動画では、メルマガが意外と開封されていないこと、開封されやすい業種のメルマガとは何か?について説明しています。

この動画で参考にしているデータは、ウェブ上ではっきりとデータとして公開されています。

↓下がそうです↓
▶︎メルマガの業種別平均開封率レポート【2018年度版】

▶︎2015年~2017年の最新動向!業界別メルマガの開封率とクリック率は?

How do we compare? 2019 Email marketing statistics compilation
(訳:どれくらい開けられている?Eメールマーケティングの統計データ)
▶︎https://www.smartinsights.com/email-marketing/email-communications-strategy/statistics-sources-for-email-marketing/

データによって、開封率に差があるのは、おそらく抽出した媒体ツールが違うからだと思います。

同じメールでも、昔はメルマガ、今はEメールマーケティング(マーケティングオートメーションなど)と定義や具体的な方法、使われ方が違うためです。

これらのデータを参考に正しいと考えた大体の数字を動画で取り上げています。

これらのデータから、お店や会社のメールマガジンの開封率は、おそらく10%〜20%前後になると思います。

たとえば、現在の開封率を15%とします。今15%なら20%以上くらいにはしたいですよね。

その場合、どうしたらいいのか?開封率を上げるテクニックをご紹介します。

開封率は業種でも決まる

その前に開封率について、ご紹介したい情報があります。

上のYou Tube動画でも取り上げているのですが、開封率は業種や取得できる情報によって、ある程度決まってしまいます。

たとえば、保険や教育産業、社団法人や行政サービスなどは非常に高い開封率となります。

一方、開封率の低い業種として、小売業、IT産業(ウェブ制作会社など)、コンサルタント、フィットネス、飲食業などとなります。

また配信頻度が高くなると、開封率が低くなる傾向もあります。

これらのことを前提とするが、少しでも開封率を上げたい場合に使えるテクニックを下でご紹介します。

メルマガの開封率を上げるには?

メルマガの開封率を上げるには、

・情報の希少性(重要な連絡など)
・HTMLメールかテキストメールか
・メールマガジンのタイトル

などによって左右されます。

他にも配信頻度や情報の質、ターゲット設定、登録ユーザーのデバイス状況などありますが、ここでは上の3つに絞らせていただきます。

では、一つずつ説明していきます。

まず、情報の希少性とは、普段から何度も送られてくる広告や販促については、「貴重さ」は感じられないですよね。

・目新しさを感じない、
・重要なお知らせではない、

場合は、開封率はだんだん下がっていってしまいます。

逆に開封率を上げるには、

・目新しいお知らせ
・重要なお知らせ

これらを送ることで、だんだん上がっていくこととなります。

目新しいお知らせとは、新商品のご案内以外にも、日常的なこと、一般的な時事ニュースなども含まれます。

重要なお知らせとは、見ないと損をすること、サービス内容の変更なども含まれます。

次に、HTMLメールかテキストメールか?ですが、開封率を計るなら、HTMLメール一択となります。

テキストメールで送っても、開封率が計れないからですね^^

あと、HTMLメールで送信したからと言って、写真を掲載したり、デザイン的なこと、HTMLなどを入力しないといけないか?というとそうではありません。

テキストメールを送信するように、HTMLメールも送信できます^^

クリックしてしまうタイトルのつけ方

最後は、タイトルです。

メルマガの開封率を上げるには、このタイトルが一番重要だと思います。

クリックしてしまうタイトルとは、どういうことか?と言いますと、

たとえば、

「ブログ記事の書き方」

というメルマガの件名(タイトル)があったとします。

これだけで開封する人もいるとは思いますが、開封せずに削除する人も多いのではないでしょうか。

つぎに、

「失敗しないブログ記事の書き方」

と「失敗しない」と入れてみます^^ 少しは興味がわいてきたのではないでしょうか。

さらに、

「Webマーケッター30人が考えた失敗しないブログ記事の書き方6選」

と書かれていたらどうでしょうか?^^

これが、クリックしてしまうタイトルということですね。

ほかにもタイトルのつけ方は色々ありまして、それらは弊社のセミナー()でもご紹介していますし、また機会がありましたら、You Tubeなどでご紹介いたします^^

これらのテクニックを使えば、20%前後の開封率をキープすることも可能となります。

次は、具体的なメルマガ・ネタの作り方です。

ネタの作り方

メルマガのネタを作るには、

・メルマガ内にコーナーを作る
・人に聞く
・検索したり本屋へ行く

などがあります。

まずは、「メルマガにコーナーを作る」。

ネタ切れしないためには、ルーティーン化が必須となります。メルマガ内にお決まりのコーナーを作るのです。

たとえば、感動するYou Tube動画を定期的に紹介するコーナーとか、偉人の名言の紹介とかです。

こういう感じのコーナーを作ってしまっては、逆にネタ切れを起こしそうと危惧される人も多いですが、実は逆です^^

コーナーを作るときには、20個以上ネタを出せるコーナーを作ってしまうのです。これなら続けられそうというコーナーを作ってしまえば、ネタ切れすることなく、しばらく続けられます^^

次に、「人に聞く」。

これは簡単で、メルマガに掲載できそうなネタを人に聞いて回ります。しつこく聞いていますと、周りで教えてくれる人がいます。

または、人に聞いてもネタがなかったことをネタにする、ということもたまにはアリだと思います^^
メルマガの目的は、続けることなので、これでも良いと思います。

最後は、「検索したり本屋へ行く」です。

興味のあること、仕事関連のキーワードで検索してみましょう。こんな情報があったとかでもネタになります^^

本屋はネタの宝庫です。本のタイトルだけでも使えますし、雑誌の企画はそのまま参考になると思います。

そうやっていろいろインプットを増やしていくと、ネタが尽きることは少なくなっていきます。

このようにネタを探していますと、ネタを探すのに時間がかかってしまいます。

では、ネタがいらないメルマガを考えてみましょう。ネタを考えなくてよいメルマガ。何を書けばいいでしょうか?

メルマガに何を書けばいいのか?

下のYou Tube動画は、メルマガの基本として何を書けばいいのか?を簡単に説明しています。

上の動画では、「共感してもらえることを継続して配信すること」がメルマガで効果を出すコツと説明しています。

メルマガのデザイン性や良い文章、良い内容よりも、筆者の身近なことを書くことで、メルマガの効果は出るということですね。

もちろん良い文章でメルマガを出すことのほうが良いとは思います。

しかし、メルマガの反応が落ちてきているなかで、最低限の反応で良いなら最近の自分のことをシンプルに書いても反応は取れます。

シンプルに日記として最近起こったことを書くことを弊社ではおすすめしています。

さらに、日記をサラッと書くほうがメルマガ読者の印象に残ることがあります^^

メルマガ読者の印象に残る方法

最後まで読んだ物語よりも、途中まで読んだ物語のほうが記憶に残りやすい、という実験結果があります。

テレビドラマでも、結末が分かった話より、お話がまだ途中で次回へ続く話のほうが気になることありませんか?

途中のほうが記憶に残るという理論:ツァイガルニク効果

これを心理学ではツァイガルニク効果と言うそうです。

「続きが気になる」と言う効果を使って、メルマガでは最後まで内容を書こうとせずに、途中までしか書かないのも一つの方法ですね。

メールマガジンは最先端

最後にメールマガジンが実は最先端のマーケティングで効果的に使われているという事実をお話しします。(2019年1月時点)

それが、マーケティングオートメーションという手法です。

日本ではまだまだ大手企業しか活用されていないですが、海外、特にアメリカではすでに多くの中小企業でも活用されているようです。

まとめ

今回は、メルマガをやった時の効果や、コスパの良い点、開封率を上げるタイトルのつけ方、ネタの作り方などをご紹介しました。

参考になれば嬉しいです。

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